ホームページ「プロジェクト・サイラス・スミス」http://projcyrussmith.moto-nari.com/ のブログ部分です。メインのコンテンツ(翻訳したSF)自体はホームページ側にあります。ブログ側にはSFのレビューなどを投稿しています。 ※SF翻訳活動は、実用度の高い機械翻訳の台頭により意義を失ったと考えるため、2021年以降はほぼ休止しています(2021/4/14投稿を参照)。 ※ブログ内のエントリ間のハイパーリンクはまれに切れている場合がありえます。お手数ですが検索機能をご活用ください。
こんど、『洋上都市』を訳出して、この中篇小説がこんにちまで日本で翻訳されなかったのが不思議にさえ思えた。それほど、この小説はおもしろい。(p.272)と述べられているが、正気とは思えない。それとも営業上やむを得ないレトリックなのか。もし前者だとすれば私としては「この中編小説がここに翻訳されたのが不思議にさえ思える。それほど、この小説は面白くない」と反論したい。とにかく日本国の貴重な翻訳出版リソースはもっと然るべき作品に使ってほしい。
この名前による作品には、本書のほか"Edge of Time", "Destiny's Orbit", "Destination Saturn", "The Martian Missile"などがあり、いずれも近いうちに、本シリーズで訳出される予定になっている。(p.247)とあるが、全て空約束に終わっているのが惜しまれる(いや、他社が果たした分は結果的にそこまで惜しくもないのだが)。ひょっとして本書が期待したほど売れずに企画が潰れたのだろうか。早川書房は今からでも遅くないので約束を果たしてほしい。