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フランシス・フラッグ (Francis Flagg) の作品を一つ、翻訳してみました。
あまり聞かない名前ですが、isfdbを見たところ主に1920年代後半から1930年代前半にかけてパルプSF雑誌で活躍した人のようです。邦訳は一つもありませんが、『青い異次元』 The Blue Dimension (1928) と『アルダシアの機械人間』 The Machine Man of Ardathia (1927) は野田昌宏の『科学小説神髄』で紹介されています。
この『エイペックスの頭』も野田昌宏の別の著作(『図説ロボット』だったか?)で紹介されていた記憶があります。いい意味でパルプらしい、古き良き作品だと思います。お楽しみいただけると幸いです。
(2019年6月2日)
追記修正:邦訳は一つだけあるようです。国書刊行会のアンソロジー『ウィアードテールズ 第2巻 (1927-1929)』(那智史郎・宮壁定雄編、1984年)に、『おどる怪光線』なる作品が載っていますね。
(2019年6月13日)
追記:『図説ロボット』を読み返してみました。本作は第三章「ロボットとアンドロイド」の第四節「生きている首か、ハイブリッドか?」にて、『車付きの生首』として30行ほど+イラスト1枚(本サイト掲載の画と同一。画質はより良い)を使って紹介されていました。大先生は「パルプSFの面白さはこれだと言いたい展開なのである」(p61-p62)と仰っており、評価は高いようです。
(2019年8月5日)
追記:「エーペックスレジェンズ」なるヴィデオゲームが流行していることを遅まきながら認知したため、せめてものSEO対策で『至高都市の頭』に改題しました。
(2021年7月31日)