Vojagho al Faremido(ファレミドーへの旅)
訳:Lajos Tarkony
https://web.archive.org/web/20120205214656/http://miresperanto.narod.ru/biblioteko/faremido/01.htm
昔々、『東欧SF傑作集』の素晴らしい巻末解説で認知して以来、(その可能性は限りなくゼロに近いことは理解しつつも)ただただ他力本願で本作が商業的に翻訳出版されるのを何十年も待っていた。
それが最近――白状すると(全くもって頭の悪い言動だが)――Google Geminiに教えてもらって電子版がハンガリー電子図書館という素敵なサイトで無償で読めることを認知したのである。そしてさらにそのエスペラント訳(きちんとしたエスペランティストによる翻訳)も心ある人々によって電子化され公開されていたことに気付いた。(*1)
Google翻訳・Bing翻訳・DeepLがハンガリー語和訳において充分な性能を有していることは
先日確認できてはいるものの、本一冊中一語も分からず検証しようもないハンガリー語を100%機械翻訳頼りで読むような頭の悪そうな生き方は避けられるなら避けたいため、わずかなりとも検証のしようがある(*2)エスペラント版の方――こちらもG・B・Dでの和訳品質は充分良い――を読むことにしたものである。なお、一章の序盤を双方機械翻訳で和訳して見比べた限りでは、ハンガリー語原文とエスペラント版は実質的な相違が無く、エスペラント訳は原文の忠実な翻訳であると思われる。
というわけで第一章。四回の航海を終えたガリヴァーが、今度は第一次世界大戦に軍医(船医)として出征し――なぜ彼が18世紀でなく現代に生きているのか説明はないが特に問題はない――そして撃沈され、艦長と二人で水上機で脱出、未知の土地の上空に辿り着くまでが語られる。
実に良い。まさに期待していたとおりだ。続きが楽しみだ。
*1 全くもって愚かだった。思考停止せずに徹底的に調べていれば何年も前に望みが果たせていたかもしれないのに。
*2 少しだけ齧ったことがあるので。また、そもそもエスペラントの語彙はロマンス系言語、ゲルマン系言語、スラヴ系言語、ギリシャ語から採られているので特段エスペラント自体を学習していなくてもある程度は見当が付くものなので。
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