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プロジェクト・サイラス・スミスBLOG

ホームページ「プロジェクト・サイラス・スミス」http://projcyrussmith.moto-nari.com/ のブログ部分です。メインのコンテンツ(翻訳したSF)自体はホームページ側にあります。ブログ側にはSFのレビューなどを投稿しています。 ※SF翻訳活動は、実用度の高い機械翻訳の台頭により意義を失ったと考えるため、2021年以降はほぼ休止しています(2021/4/14投稿を参照)。 ※ブログ内のエントリ間のハイパーリンクはまれに切れている場合がありえます。お手数ですが検索機能をご活用ください。

エドモンド・ハミルトン『虚空の遺産』感想

急に読みたくなり、久しぶりに再読。
やはり、実に読ませる問題作だ。長編の中では“虚無的なほうのハミルトン”の味が最もドラスティックに出ている。そういう意味では性質はむしろ短編に近い。もちろんバランスや総合力で言えば、“虚無的なほうのハミルトン”味が隠し味程度に収まっている作品(例えば《スター・キング》や『時果つるところ』)のほうが優れているのだが、たまには“原液”を直に味わうのも乙なものだ。
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