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プロジェクト・サイラス・スミスBLOG

ホームページ「プロジェクト・サイラス・スミス」http://projcyrussmith.moto-nari.com/ のブログ部分です。メインのコンテンツ(翻訳したSF)自体はホームページ側にあります。ブログ側にはSFのレビューなどを投稿しています。 ※SF翻訳活動は、実用度の高い機械翻訳の台頭により意義を失ったと考えるため、2021年以降はほぼ休止しています(2021/4/14投稿を参照)。 ※ブログ内のエントリ間のハイパーリンクはまれに切れている場合がありえます。お手数ですが検索機能をご活用ください。

エンターテイニーにおける収穫逓減の問題

エンターテイニーとしての私の基本線は海外古典SF小説にあるが、実は(具体的に何なのか語るのは差し控えたいが)それ以外のものに凝った時期も何度かある。

そして得た経験則が、「本腰を入れてそのジャンルの作品を漁り回っていると、短ければ半年、長くても2・3年で収穫逓減に陥る」ということだ。

その本質的な理由は、
①自分が好む類の作品の絶対数が実際に少ない
かつ
②自分の探索力がそれなりに高い
ので
③すぐに有限な資源を食い尽くしてしまう
のだとこれまでずっと思っていた。

だが最近その見方は狭量と言おうか近視眼的と言おうか、せいぜい一面の真理に過ぎないように思えてきた。つまり
①自分が自分の可能性を全く開拓できておらず、特定のレーベルや作者や傾向の作品以外は脳死でフィルタアウトしてしまっている。つまり「自分が本当に好む類の作品の絶対数は本当はそれほど少なくない」。
②探索力が低いので、莫大な作品数のごく一部しか着目できていない。
③上記2点から、井の中の蛙のごとく手詰まりになっているに過ぎない。
なのかもしれない。(思うに、それが実現できている人間が本当のベテランエンターテイニーなのだろう。)

そうだとすると、自分は人生を、そして素晴らしい創作物を発表してくれた無数の創作者の努力を無駄にしていることになる。これは度しがたい愚行だ!

というわけで誰か無償で継続的に快く私と作品のマッチングをしてほしい。誰か……いや「何か」でもいい。これはソフトウェア的に解決できる問題である気もする。全世界のあらゆる著作物を電子化して分析して数値化して、自分にマッチしたやつを抽出して……
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