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プロジェクト・サイラス・スミスBLOG

ホームページ「プロジェクト・サイラス・スミス」http://projcyrussmith.moto-nari.com/ のブログ部分です。メインのコンテンツ(翻訳したSF)自体はホームページ側にあります。ブログ側にはSFのレビューなどを投稿しています。 ※SF翻訳活動は、実用度の高い機械翻訳の台頭により意義を失ったと考えるため、2021年以降はほぼ休止しています(2021/4/14投稿を参照)。 ※ブログ内のエントリ間のハイパーリンクはまれに切れている場合がありえます。お手数ですが検索機能をご活用ください。

エカテリーナ・アンドレーエヴァ『失われた大陸 アトランティスの謎』感想

岩波新書 1963年

前々から存在は認知していたがたまたまアクセスしやすい場所になく、積極的にそれを克服するほどモチベーションが高まることもたまたまなく、今日に至っていた。それが国会図書館デジタルコレクションで閲覧可能だとたまたま気付いたので読んでみたものである。

今一つだった。

内容はこの手の書物の最大公約数とでも言おうか、プラトンから説き起こし、世界各地の文物を古代文明の遺物だとこじつけて行くスタイルで、新規性が全く無かった。

そしてある意味で特色と言えるのが、異様なほど味わいに欠けると言おうか非人間的と言おうか、作者の姿が見えない作風である。この手の本は良かれ悪しかれ熱意に満ちているものだが、それが無く、奇異に思える(ソ連の著作物だからだろうか?)。
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