今夜は何となく、眠れないので久しぶりに各社の新刊をチェックしていた。
案の定と言うべきか、収穫は全くなかった(*1)。ブラウザを閉じる前に念のためAmazonで「中村融」(*2)を検索してみた。するとトップの2・3番目に「パラドックス・メン」が出て来た。
オイオイオイオイ。チャールズ・L・ハーネスの訳されざる傑作がなぜか(*3)竹書房文庫から2019年9月に刊行されていたのかよ。知らなかった(*4)。
秒でポチった。早く来ないかなあ。
*1 早川も創元も国書刊行会も晶文社も河出書房も、冬眠状態だな……
*2 令和初期現在、私の欲求を満たしてくれるSF業界人は唯一この中村融先生だけだと分かっているので。
*3 そういえば以前ブライアン・W・オールディスが出たりもしてたなあ。ただの訳の分からん低俗五流出版社ではなく、何かがあるのだろう。
*4 SFマガジンの新刊コーナーのチェックを怠っていたため……というよりSFマガジン自体を怠っていたためである。
2020/02/28追記:読み終わった。普通だった(もちろん「ウルフヘッド」よりは明らかに面白かった)。やはり過度の期待を持って読むのはいけない。少年時代に、創元か早川かサンリオの一冊として、自然体で読めばまた違う評価だったろう。