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プロジェクト・サイラス・スミスBLOG

ホームページ「プロジェクト・サイラス・スミス」http://projcyrussmith.moto-nari.com/ のブログ部分です。メインのコンテンツ(翻訳したSF)自体はホームページ側にあります。ブログ側にはSFのレビューなどを投稿しています。 ※SF翻訳活動は、実用度の高い機械翻訳の台頭により意義を失ったと考えるため、2021年以降はほぼ休止しています(2021/4/14投稿を参照)。 ※ブログ内のエントリ間のハイパーリンクはまれに切れている場合がありえます。お手数ですが検索機能をご活用ください。

水木しげる『墓場の鬼太郎』感想

鬼太郎大全集4~7巻。週刊少年マガジンに1965年から1967年まで連載されたもの。話数ベースで数えると多くは一話完結の短編だが、ページ数ベースだと
・南西諸島の孤島を侵略してきた西洋妖怪との戦いを描いた「妖怪大戦争」
・ニューギニアの奥地に生き残っていた不死生物を題材にした「大海獣」
・国防大臣を狙う吸血鬼との攻防を描いた「吸血鬼エリート」
・日本征服を目論む八百八狸との死闘を描く「妖怪獣」
の比重も大きい。

私にとって鬼太郎と言えばこのシリーズである。週刊連載ゆえの「荒さ」はあるが、力強く生き生きとした筆致と優れたエンターテイメント性のバランスが取れた秀逸な漫画となっている。
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