ここのところ続いているキャプテン・フューチャーを読みたい欲と、この数日で新たに湧き上がってきたE・C・タブを読みたい欲が複合した結果、《キャプテン・ケネディ》シリーズに久々に手が伸びることとなった。1・2巻は比較的最近(10年以内)には復習していた記憶があるので、今回は3巻から再開。この巻は10年か15年ぶりの再読となる。
感想としては悪くない。まさにE・C・タブイズムとキャプテン・フューチャー式スペース・オペラの幸せなマリアージュだ。リーダビリティが極めて高いため一挙に読み通してしまった。入魂の1・2巻に比べれば若干薄味とも言えるが、まあ多少の波があるのは仕方がない。どんどん次の巻へ進んで行こう――と思って蔵書を漁ったところ、5巻「ジャーレンの秘宝」はあったが4巻の「惑星メラーの魔薬」がない。よもやと思ってWeb検索してみたところ、得られた表紙絵に見覚えがない。どうやら長年に渡り4巻をスル―してしまっていたようだ。これはいけない。インターネットの魔力を利用して即時注文した(何たるSF的状況か!)。
「惑星メラーの魔薬」が着荷するまで「ジャーレンの秘宝」は我慢しておこう。楽しみだ。
追記 これを機に、長年棚上げしていた一つの大問題の解決に着手した。それはデュマレスト・サーガ第32巻「The Return」の読破である。今を遡ること11年前、Amazon Kindleで購入して以来何度か挑戦するも数ページで挫折していたのだが、今なら強力な助っ人「yadatta+みらい翻訳」が当てにできるのだ!
さしあたり前書きの数ページを次の手法で読んでみた。わずかな下準備により理想の半機械化英文読書がかなった。この調子でどんどん読み進めて行きたい。
①Kindle画面をスクリーンショットする
②OCRしてテキストにする(これまでよく使っていたソフトを忘れたので今回はQuickOCRというフリーソフトを始めて使ってみたところ、驚くほど実用性が高い。ソースの画質が良いこともあるが、自分の常識からかけ離れた精度の良さだ。)
③テキストを少々補正する(画面右端が改行扱いになるのをスペースにする等)
④HTMLにする
⑤HTMLをFireFoxで開いてyadatta+みらい翻訳を掛ける