存在は認知していたものの入手困難のため諦めていた作品であるが、2018年に電子書籍化されていたことに今さらながら気づき、購入に至った。しかも495円とはなかなかの良心価格である。「ビーグリー」という全く聞いたことのない出版社だが、ここもまた心ある会社のようだ。
荒削りながらまあまあ面白かった。
後の作品に見られるモチーフはこの時期に全て出そろっていたのだな。作画についてもほぼ完成を見ている。これが一皮剥けると『マンスリー・プラネット』や『ルンナ姫放浪記』になるのであろうことは容易に想像がつく。
とにかく、長年の懸案事項の一つがワンコインで居ながらにして解消した。良い世の中になったものである。
追記:『おまかせ!レスキュー』ってまだ単行本が出ていないのか。なぜだろう。SFM買ってない不心得者がこんなことを言う権利がないかもしれないが、早川書房さん早いところ頼みますよ。
2023/07/17さらに追記修正:久しぶりに(月刊じゃなくなってから初めて)SFマガジンを図書館で立ち読みしてみた(頻度が下がった代わりに厚くなった模様。しかし内容は――4・5冊読んだ限りでは――薄くなった模様)。『おまかせ!レスキュー』が載っていて驚いた。そうか! まだ完結していないから単行本になっていなかったのか。早とちりして申し訳ありませんでした。