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プロジェクト・サイラス・スミスBLOG

ホームページ「プロジェクト・サイラス・スミス」http://projcyrussmith.moto-nari.com/ のブログ部分です。メインのコンテンツ(翻訳したSF)自体はホームページ側にあります。ブログ側にはSFのレビューなどを投稿しています。 ※SF翻訳活動は、実用度の高い機械翻訳の台頭により意義を失ったと考えるため、2021年以降はほぼ休止しています(2021/4/14投稿を参照)。 ※ブログ内のエントリ間のハイパーリンクはまれに切れている場合がありえます。お手数ですが検索機能をご活用ください。

E・M・フォースター『機械が止まるとき』(SFマガジン版)感想

急に再読したくなり、今回はSFマガジン版(1964年4月号、小倉多加志訳)を読んでみた。

やはりこれは偉大なSFクラシックであり、今なお色あせていない。むしろ2020年代だからこそ価値を増しているように感じる。

以前読んだことがあるのはおそらくみすず書房版(小池滋訳)なのだが、一長一短あるとは言え総合的に見るとSFマガジン版の方が違和感のない優れた翻訳に思える。さすがはSF専門誌である。調べてみると他に
・英宝社(*1)版(村上至孝訳)
・檸檬社(*2)版(藤村公輝・日夏隆訳)
もあるようだ。そのうち読んでみよう。

*1 聞いたことのない出版社だ。
*2 まったく聞いたことのない出版社だ。

2023/12/27追記① 急にやりたくなったので翻訳を開始してみた。→『“機械”が止まる』(E・M・フォースター)

同日追記② 英宝社版は国会図書館デジタルコレクションの個人送信サービスで読めることに気付いた。それを知っていればSFマガジンのバックナンバーを買う決断はしなかっただろう。数百円浪費してしまったとも言えるが、怪我の功名でより良い訳を読めたとも言える。
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